リスクを伴う便秘解消法

タバコ・多量のアルコール・多量の炭酸飲料

ここでは、「効くかもしれないがリスクのある方法」をいくつかご紹介します。流行の便秘解消法には、さほど効果がなかったり、リスクがあったりして、医学的にあまりおすすめできない方法もあります。ここでは、そうした便秘解消法についてお話ししていきたいと思います。どうしても試してみたい人は、欠点やリスクがあることをよく理解し、覚悟して行ってください。

 

(1)タバコ
空腹時にタバコを吸うと下痢をすることがあります。「それなら、タバコを吸えば便秘が解消するのではないか」と考える人もいるようですが、これはおすすめできません。たしかに、タバコに含まれるニコチンには、腸を刺激して便をやわらかくする作用があります。「一服する」というくらい、リラックス効果もあります。しかし、それ以上に、マイナスの面もあることを忘れてはいけません。

 

タバコそのものを食べるわけでもないのに腸を刺激するほど、強いものであると考えると、少し恐ろしくありませんか?タバコを吸う人には、タバコを吸わないとお通じがない、と思い込んでいる人も多いようです。

 

しかし、それはタバコに依存しているだけのことです。タバコの代わりになる「何か」を見つけて、これを機に禁煙してみてはいかがでしょうか。

 

(2)多量のアルコール
ビールを飲みすぎて下痢をしたことのある人も多いのではないでしょうか。ビールにかぎらず、アルコールは腸を刺激します。しかし、腸だけでなく、胃や肝臓も刺激しますので、飲みすぎると胃腸を荒らしたり、肝臓を傷めてしまったりすることもあります。

 

飲みすぎると下痢をすることから、アルコールには便をやわらかくする作用があると思われるかもしれませんが、これは違います。飲みすぎると腸が刺激されて、水分が吸収されないままに排泄されてしまうだけなのです。

 

アルコールは適量であれば、便秘解消に役立つこともあります。水分補給という点からも悪くはありません。ただし、飲みすぎは厳禁ですよ。

 

(3)多量の炭酸飲料
ビールを飲むと下痢をする理由のひとつに炭酸の作用があります。では炭酸飲料はどうでしょうか。炭酸飲料なら、お酒のように肝臓を壊す心配はありませんが、その代わり糖分のとりすぎが問題になります。炭酸飲料の飲みすぎは肥満につながります。炭酸飲料は適量であれば、胃を刺激して、大腸の蠕動運動を促しますが、おなかが張っている人やガスがたまっている人には向きません。炭酸飲料によって、さらに苦しくなってしまいます。
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腸洗浄・骨盤矯正

(4)便意がないのにトイレでいきむ
便意がなくても、決まった時間にトイレに行く習慣をつけるのは便秘解消にとっていいことです。しかし、トイレタイムをつくっても便意につながらないこともありますよね。
そんなときに、無理にいきむのはよくありません。おしりの静脈の流れをとめてしまうので、痔になりやすくなってしまいます。また、一回のトイレの時間が長すぎる人も、同じく痔になりやすくなります。
たとえいきんでいなくても、排便時の姿勢がおしりの静脈に負担をかけてしまうからです。排便は、なるべく三分以内ですませましょう。ダメそうだと思ったら、トイレに長居はせず、早めに切り上げることです。

 

(5)温水便座のシャワーで肛門を刺激
温水便座のシャワーで肛門を刺激して、便意をもよおそうとする人がいますが、この方法もあまりよくありません。たとえ一回目は効いたとしても、だんだん効かなくなってきます。また、外出先など、温水便座でなければ排便できなくなることもあります。肛門はデリケートな部分ですので、皮膚が弱くなって痛くなったり、切れ痔になってしまったりすることもあります。温水便座のシャワーは、おしりの洗浄以外の目的に使わないようにしましょう。

 

(6)腸洗浄
腸洗浄とは、肛門から温水やせっけん水などを腸に送り込み、排便させる方法です。腸洗浄をしてもらうのに、健康保険は使えません。一回につき数万円〜数十万円かかる費用は全額自己負担です。さらに、腸洗浄の問題点は、食事をすることによって胃や腸が動き、便意が起こるという体のメカニズムが働かなくなることです。
便秘解消どころか、かえって便秘になりかねません。

 

(7)骨盤矯正
「骨盤矯正で便秘解消」などという広告を目にしたことのある人もいるでしょう。しかし、骨盤の位置がずれているために便秘になるということは、医学的に根拠がありません。

 

(8)宿便をとる
「断食をして宿便をとる」というような宣伝文句を目にしたことはありませんか?いかにも便秘に効きそうな印象を受けますが、そもそも宿便とは何なのでしょうか。一般的には、「何年も腸のくぼみにたまった便」と考えられているようです。しかし、腸は蠕動運動をしているので、同じ場所が山になったりくぼみになったりしています。さらに腸の細胞は2〜3日で生まれ変わってはがれ、便と一緒に排泄されます。したがって、数日ならともかく、数年も便が腸についたままということは、医学的には考えられないことなのです。
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便秘でお腹が張ってしまう場合には?

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