便秘と病気

便秘と病気

慢性・症候性便秘は急性の症候性便秘と同様に、何らかの病気が原因で起こるものです。大腸の病気が原因の場合が多くあります。代表的な病気としては、大腸がんや大腸ポリープが挙げられます。

 

このように、便秘の原因に大きな病気が隠れていることもあるのです。ここからは便秘と病気との関係について見ていきたいと思います。

 

なにかほかの病気による便秘を症候性便秘といいます。自分ではただの便秘だと思っていても、実はほかの病気のために便秘になっていることもあるのです。治療が必要なものもありますので、便秘以外の特徴的な症状がある場合は他の病気も疑い、早めに専門医に相談しましょう。

 

まずは急性の便秘です。急に便秘になり、嘔吐や発熱などの激しい症状がある場合には、腸捻転(ちょうねんてん)や腸閉塞などの病気が疑われます。 このような症状がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。

 

次に慢性の便秘です。慢性的に便秘になっている場合にも、大腸がんや大腸ポリープなどの大きな病気が隠れている可能性があります。まれに、大腸以外の消化器、胃や十二指腸などのがんによっても、便秘になることがあります。

 

便秘には腹痛があるものと、腹痛がないものがあります。腹痛がある場合、ほかの病気が隠れていることも多いようです。
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けいれん性便秘

腹痛がない便秘は弛緩性便秘である場合が多いようです。しかし、なかにはうつ病や甲状腺の障害など、内臓以外の病気が隠れていることもあります。

 

また、けいれん性便秘の場合は、たとえ、便秘の症状だけだとしても医師の診察を受けてください。きちんと対処しないと、日常生活に支障が出るほど重症になることもあります。

 

けいれん性便秘の特徴は、食後に下腹部が痛くなることです。便意はあっても、かたくて小さな便しか出ないことも特徴のひとつです。

 

ところで、血便が出ると、大腸がんを疑う人は多いでしょう。たしかに血便はがんの特徴的な症状ですが、そのほかにもタール状の便や粘液性の便にも注意が必要です。発熱、ひどい腹痛や嘔吐、便の色の異常、最近急に便秘が悪化、対処しても便秘が治らない、などの症状がある場合は、病院で検査を受けることをおすすめします。

 

便秘になると、便通の異常のほかにもさまざまな症状が現れます。吹き出物など肌のトラブル、頭痛、肩こり、おなかの張り、痛み、おなら、イライラ、不眠、食欲不振、口臭、舌苔(舌に白いこけのようなものができる)などの症状が見られることもあります。
次からは、便秘から引き起こされる、ほかの病気についてお話しします。

大腸がん、大腸憩室炎

ここでは便秘をほうっておくことによって招かれる病気についてお話しします。便秘は病気ではないと考えられがちです。いつか治るだろうとほうっておかれている場合も多いようです。

 

便秘を放置しておくと、おなかが張って苦しかったり、肌が荒れたりもしますが、それだけでなく、大腸がんや大腸ポリープの原因にもなりかねないんですよ。

 

便秘から起こる病気としては大腸がん、直腸がん、痔、大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)などが挙げられます。
大腸憩室炎とは、少ない便を無理に送り出そうとして圧力がかかり、大腸の壁が袋状に飛び出す病気です。そこに便がたまって炎症を起こしたり、大出血したりすることもあります。

 

次に便秘と大腸がんの関係です。便秘をほうっておくと、大腸がんの発生につながるとも考えられています。排便時に鮮血がみられたとき、痔だろうと自己判断して放置しておくのは大変危険です。 ほとんどの場合は、痔であるという結果になるようですが、大腸がんの可能性も疑って、早めに便秘の診察と検査を受けることをおすすめします。

 

また、便が腸内に長くあると、ガスと同時に活性酸素も発生します。 これは腸の細胞を刺激し、変性させます。また、腸内のバランスを崩してしまいます。腸内細菌は免疫にもかかわっていますので、便秘のために免疫力が落ち、がんが発生しやすくなるということもあると考えられています。

便秘と痔

痔と便秘の関係も見逃せません。痔と便秘はワンセットで考えられるように、痔と便秘には大変深い関係があります。慢性的な便秘に悩んでいる人は痔にもなりやすいからです。

 

便秘になると、腸内に便が長い時間とどまることになります。その結果、必要以上に水分が吸収されて便がかたくなってしまいます。これを無理に排便すると、肛門が切れたり、いぼ痔になったりしてしまい、今度は、排便時に痛むようになります。そうなると、痛いためになるべく排便を避けるようになってしまうのです。

 

こうして便秘によって痔になり、痔になったことで便秘になる、という悪循環に陥ってしまいます。このような悪循環に陥ってしまわないように、できるだけ早めに医師の診察を受けたほうがいいでしょう。

 

痔はいぼ痔、裂肛(れつこう、切れ痔)、痔瘻(じろう、あな痔)の3つのタイプに分けられます。いぼ痔では、便秘で肛門付近の静脈がうっ血するために痔核(じかく)ができます。また、いきむためにうっ血することもあります。

 

裂肛(切れ痔)は便秘が原因でなりやすい痔です。かたい便を無理に出そうとして肛門が切れてしまう状態です。

 

最後に痔瘻(あな痔)では、直腸と肛門の境目に細菌が入り込んで化膿し、肛門の近くから膿が出ます。これは便秘とはあまり関係ありません。

 

このように便秘は様々な病気によって引き起こされたり、また、別の病気の原因となったりします。便秘が長く続くという場合は早めに対処することがとても大切なんですね。

便秘でお腹が張ってしまう場合には?

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